<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 安比高原ゴルフクラブ(岩手県)2日目

首位を守った柏原明日架は、どんな状況でも淡々とプレーした。「毎ショット、新鮮な気持ちでアドレスに入る。たとえ、前のショットが良くても悪くても、リセットすることが大事です。もちろん、順位などは気にせず、自分にフォーカス」。とはいえ、序盤からボギーが先行する苦しい流れだった。「スタートの1番で3パット。3番のボギーだって、もったいないミスです。ミスは1日の中で、必ずくるもの。それを引きずらないことが重要でした」という。

フレッシュな気分でいれば、チャンスは到来する。一喜一憂することは、勝利を逃す。これまでの経験で、それを痛いほどわかっているだけに、より慎重なのだ。「1戦でも早く、1日でも早く優勝したい。同い年の選手が世界中で大活躍している。今、やらなくては-そんな気持ちです。だから、気持ちを平静に保つことが必要」と話した。いつも淡々と周囲には映る。でも、見えないところで葛藤しているのだろうか。体重が、「5キロは落ちている。かといって、今がベストの状態かもしれない。いろいろと試行錯誤しながらやっています」。